2016年3月9日水曜日

長年の憧れの屋久島宮之浦岳縦走(2016早春)、花粉症は発症せず・・・(Day2)

2016.3.4
長年の夢であった屋久島縦走の二泊三日のたびに来ている。

初日:登山口~淀川小屋

chibira-tamy.blogspot.com/2016/03/2016day1.html

二日目:淀川小屋~宮之浦岳~高塚小屋
⇒このブログ

三日目:高塚小屋~縄文杉~ウイルソン株~白谷雲水峡
chibira-tamy.blogspot.com/2016/03/2016day3.htm


今日は二日目。


いつもと変わらず、朝5時過ぎに、目が覚めた。
ここは淀川小屋である。
一晩中、近くを流れる小川の水音がしていた。
それ以外、鳥の鳴き声もせず静かな朝である。

アルファ米の朝食を済ませて、出発の準備をしているといつの間にか6時半になってる。

トイレを済ませて出発。携帯トイレを購入してきたが、さすがに使う気にならず、本物を使わせていただいた。

小屋の前の橋を渡るとすぐに急な山道になる。
あたりはまだ薄暗い。

そこかしこで、きれいな水が流れる場面に出くわす。
そのまま飲んでもOKそうである。

屋久島は水場が豊富で、荷物が軽くて済み大変助かる。

二時間近く、森の中を登り続ける。
道は整備されておりきわめて歩きやすい。
しかし、背の高い木々のためまったく眺望が得られない。

ピークを超えると急に視界が開ける。
小花之江河である。
小さめの湿地帯が広がる。

さらに少し行くとより広い湿地帯。
花之江河である。

空気が澄んでいて気持ちがよい。

この時期花はもちろんない。
遠くの方を屋久鹿が軽快にぴょんぴょんとはねて行った。

ここで、屋久杉ランドから上がってくる道が合流。
であった人の話によるとこちらの道はあまりよくないそうである。


道はまた木の緑の下に入る。

分岐があった。黒味岳の分岐である。
道はあまり踏み込まれていないようである。

10人程度のチームとすれ違う。学生さんのようで、えらくスピードが速い。

最初はガスっていた周りもだんだんと晴れてきて快晴。

高い木々もなくなり、やがて屋久笹と岩の世界が主役となってきた。

最高の景色である。

地形図ではなかなかわからないが、実際には小さなUpDownが限りなく続き、意外に疲れて時間も想定外にかかる。

似たような岩と屋久笹のピークが次々と現れる。

なかなか宮之浦岳のピークが見えない。

岩の上にはしみだした水が凍っていて、つるつると滑る。

面倒なので、使用しなかったレンタルスパイクをとうとう装着する羽目に。

やがて、写真でみたようなピークが現れる。
宮之浦岳である。
4時間半もかかってしまった。

AUの携帯電波が入る。
家族にラインで写真を送る。

軽食をとり、下山開始。

焼野三叉路で水補給を考えていたが、水場がわからず。
ラーメンの昼食を延期。

高塚小屋までの下りも簡単ではない。
道に雪、岩の氷、限りないアップダウン。

新高塚小屋到着。
覗いてみたが先客が爆睡中。
かび臭い。

水を2L補給。
カップラーメンで遅い昼食。
鹿が寄ってきて離れない。
小さな可愛い角、オス鹿のよう。

高塚小屋到着。(16:00)
淀川小屋から9時間半。
すでに先客で1F,2Fは占拠されている。
3Fに上がってみると、淀川小屋で一緒だった方と合流。

5時過ぎに6名のチームが到着。
ちょうど満員になった。
6名のチームは高校生のよう。
荷物が極端に小さい。
なんとシュラフを持っていない。
イマージェンシー用のアルミ蒸着のフィルムをかぶって寝るのである。

寝返りを打つたびに、ガシャガシャという音が一晩中していたが
いつの間にか寝てしまった。



薄暗い中を出発。ガスっている。

少しずつ明るくなってきた。

ガスが晴れてきた。


小花之江河に到着。小さめの湿地である。




屋久杉が腐らずに水に浸されている。氷も張っている。


花之江河に到着。
木々の背も低くなり、視界が開けてきた。

これは黒味岳か??



岩がごろごろしたピークがたくさん現れる。

鋭い岩峰!名前は??

これは黒味岳

大きな岩がごろごろ・・・



投げ石岩屋付近


日陰には大きなつららが





屋久笹。葉っぱは小さ目。






鹿の家族に遭遇。

屋久笹を一生懸命食べている。日光の鹿に比べると大分小さ目。

このような山肌が延々と続く。植物はほとんど笹のみになってきた。

これはなんだろう・・・

宮之浦岳ピークと思ったっが違う・・

また鹿の親子


これはたぶん、栗生岳。

翁岳の下の携帯トイレブース

卵岩だ!


宮之浦岳のピーク・・・・ではなかった。

これもちがう。



これは手前のピークだった。

振り返ると黒味岳が遠くなってきている。


これは永田岳。1km先にある。さすがに遠征する元気がない・・・


宮之浦岳頂上!


これが三角点の標石。ずいぶんと年季が入っており文字がよく読めない。



あっというまにガスってきた永田岳



ここは焼野三叉路。地図では水場があるはずだが、見つけられず。

ヒメキャラという木。森の中で、木肌がきわめて異彩を放っている。

新高塚小屋のトイレは新しいが、小屋は古くてかび臭い。

オスの屋久鹿。食べ物がほしいのか、どうしても離れない。


これが高塚小屋。本日のお宿。3階建てで、20人ほどが定員。

あたりには巨木が多い・・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿